別じゃんるだけどちょっとこっち（メイン）で書かせてくれ！
封殺鬼の次の主役の座が危ないらしい（先生のブログより）。だってだって桐子のお話しも好きだけどやっぱ本来の主役はこの二人よ！ルル編集さんこっちの二人の主役でお願いしますよ！どうせなら復刊もよろしくです！そりゃんじゅっさつは大変だけどさ…。
そんな訳で封殺鬼布教。
封殺鬼シリーズはキャンパス文庫で全28巻あり、その後時代軸をずらしてルルで続刊となっています。残念なことにキャンパスは絶版になっているので古本屋でしか入手できません。↑のは再編集版です。若干加筆修正しイラストが変わってるそうです。全部で30冊近くあるので選集でおいしい巻のみ読んで気に入ったら他の巻を揃えるのもいいと思います。
内容は陰陽師と千年生きた使役鬼が事件を解決するいわゆるオカルト物です。ただありがちな萌えを追ったライトノベルズではなく陰陽術や民間伝承がとても丁寧にえがかれかつ生きています。今はない物の怪たちの息吹が感じられ時に切なくなります。主役の二人を抜いてもこの世界観は好きですね。
でも一番の魅力は主役の二人です。聖と弓生は千年共に生きた鬼です。千年もの永きに渡ってこの世をさすらってきた二人です。使える主人や時代や回りの人々が変わっても二人だけは変わらない。変われない。寄り添うというより傍らにい続けるというようにずっとずっと二人で生きてきた。…ここだけで萌えません？（笑）。
妖怪モノとか嫌いな人もいるかもしれないけどクボトキストならこの二人の関係に萌えること請け合い。なんせ千年連れ添った男夫婦ですから。久保時の進化系です。しかも時任がいなくなった久保ちゃんがどうなるかのモデルタイプがいます。聖を失って静かに狂った弓生が素敵です。そんで復活したときのそっけなさはまさに久保田のようです。（ネタバレだが続刊なので復活してるのがわかるよね？）あと何より聖が素敵です。時任のようなツンデレじゃありませんが天然で非常に真贋を見定める目を持っていていつも鋭い一言が胸をえぐります。時任が大人になったらこんな感じ？と勝手に思ってます。
どうでしょう？オススメですよ！そしてハマってシリーズ続刊のルルを買うといいよ。んで聖＆弓生主役プッシュか復刊希望だすといいよ。
某所のブログで弓ちゃんと聖の始まりは鬼同丸が誘ったと書かれてたのに大賛成！なんてこんなとこで書いてしまったり。あの二人ってエロなさそう、でも無くはないだろ、それなりにしてそう、でも想像しにくいだけ。８０代熟年夫婦の夜を想像できないのと同じ感じ。心は歳くってても体が若いからゼロじゃないだろう。うん。
そんな訳で（え？）妄想してみた。↓をクリックでどんぞ。
夕食後の一服。
「なー、俺たち最近ごぶさたやん？」
「何がだ？」
「夫婦の営み」
「…誰と誰が夫婦だ」
「弓ちゃんと俺？」
「疑問系で言うな。しかも違う」
「せやな、籍入れてんもんな。せやったら何て言うんやろ、俺達」
「どうだっていいだろう」
「愛人？内縁関係？」
「・・・・・・・・・・・（相棒とか相方とか百歩譲って恋人とかもっと言い様がある気もするが言いたくないので黙っとく）」
「まあ言い方なんぞどうでもいいわ」
「・・・・・・・・・・・（だったら聞くなと思いつつも黙る）」
「なぁ、ユミちゃん、しよ？」（弓生にもたれかかり上目づかい）
「…急にどうしたんだ」（聖の頭をなで肩に腕を回す）
「んー…、桐子があいつとイイ感じになりそうやん。それ見とったら、何やさみしなってな」
「そうか」
「んで若いモンに負けんと仲良うしよかと思うて」
「…何でそうなる」
「『子供なんてねいつか離れてくんだから。さっさと子離れして旦那と仲良くしといたほうがいいわよ？』ってオバちゃんも言っとった」
「子離れ…いつから桐子が子供になった？（オバちゃんとは誰だとかどうしてそんな話しになったのとかつっこみどころは満載だが一番はこれだろう）」
「せや子離れや、だから弓ちゃんと仲良おしとこ思てな」
「・・・・・・・（理由はともかく異論は無い）」
「ヤか？」
弓生は肩に回した手に少し力をこめて聖を引き寄せた。そしてゆっくりと口を吸う。
「嫌では、ない」
「そやろ？」
聖はにんまり笑って弓生に腕を回した。
熟年夫婦は久々に一緒の布団で寝たらしい。
事後
「うー久しぶりやったせいか腰痛いわ。なぁ最後にシタんのイツやったやろ」
「………たしか活動写真を見て興奮して酔っ払ったお前が『俺達もあのシーンせえへん？』ってふざけた時か」
「で？それっていつや」
「新劇ができて暫くたったころだから…大正だ」
「…今昭和やんか」
「…だな」
「弓ちゃん枯れとるんちゃう？」
「（静かにムカッ）…もう一回するぞ」
「ええよ」
若いモンに負けるな熟年夫婦！
いや、ね、千年連れ添ってるんだから数年年しなくたって数ヶ月の気分なんじゃん？って思ったのが元ネタです。すんません！！！そして大阪弁？奈良弁？わっかりませーん！
