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にょた毛さま

にょた毛さまもいいな。細っこい手でビシバシ叩いたり殴ったりすんのが楽しいのよ。女王様。
女であることは隠してないけど執務を行う関係上普段は男装で過ごしているの。んで私用のお忍びで舟で移動中に毛さまは海賊のチカさまに襲われちゃうの。
チカは毛さまが男装の女だと知るとさっそく自分のもんにしちゃうの。無理矢理。綺麗でプライドの高い女はチカの大好物だった。ケダモノ~。
最初、チカは戦利品の綺麗な女を手に入れたくらいにしか思ってなかったけど毛さま自身のことが面白くなり段々気に入ってくるの。でも毛さまはチカを憎んだまま。
それもそのはず、初めてなのに無理矢理好き勝手され、しかも理由が「顔とプライドの高いとこが気に入ったから」なんて馬鹿にするにもほどがある。戦の上での敗北ならまだ我慢も出来たものを。しかも毛さまには許婚がいた。婿をとる予定でもこうなってはそれも叶わないかもしれない。好いた相手ではないがそれなりに好ましく思ってる相手だったのだ。憎さ倍増。絶対に逃げ出してやると日々策を練っていた。
とうとう毛さまは隙をついて逃げ出すの。チカは呆然とするがこれで良かったかなと思ってる。今のままでは毛とチカは決して相容れない。いずれ思い通りにならない毛に酷いことをしてしまいそうだった。ならいいかと思う。
このとき毛さまの正体はまだばれてない。

数年後、毛さまとチカは厳島で再会する。毛さまの傍らには5・6歳くらいの子供が一人。その子の髪の毛は白くてどーみてもチカの子。毛さまは憎憎しい眼差しをチカに向けると容赦なく斬りつける。子もチカが父親だと気付いたが母と一緒に容赦なく切り付けて来た。

子供曰く「貴様は無責任に種をばらないただけにすぎん。父親とは認めぬ。散れ」だそうだ。髪の毛や顔立ちはチカ似だが性格は毛さま似の子供だった。ちなみに子供は双子でもう一人いる。それは顔は毛さま似だが性格はチカ似の可愛い女の子。皆に溺愛される。お兄ちゃんはその容姿のせいで陰口を叩かれちょっと可哀相な目にあってる。毛さまは「お前は種はどうあれ我の子ぞ。長子ゆえお前がこの毛利家の跡継ぎとなる。精進いたせ」とビシバシ躾ける。生まれゆえ厳しく教育するがそれなりに可愛く思ってる。でも子供には伝わりにくい愛情。子供は毛さまに嫌われてはいないと思うがすごく厳しいし自分の容姿のせいで妹ほど好かれてないのかもと疑っている。
そんな訳で恨み骨髄、初めて会った父親にも容赦なく切りつけようとする。

毛さまは子供が二人もいるので再婚はしなかった模様。跡継ぎが出来たので面倒だからいいかってのが理由(笑)。逃げ出した後はすぐさま海賊を滅ぼしてくれようと思っていたが妊娠が発覚し産休に入ってそれどころではなくなった。出産後落ち着いた頃に報復しても良かったが一応は子供達の父親なのでそこまでするのも躊躇われた。縁があれば会うだろう。その時は容赦しない。そんくらいに考えていた。そして出会ったのであの時の鬱憤を晴らしてやると容赦なく斬りつける。

チカはさすがに2対1では分が悪いのでカッコ悪く撤退。でも惚れた女に再会、しかも子供つき。再会したのは縁がある証拠!こりゃ嫁にするしかねーと猛烈アタック開始(笑)
こうと決めたら諦めないチカは根気よく毛さまにアタックし続ける。毛さまはもう憎いとは思ってないがうっとうしいのでつれない。ツンデレじゃなくツンツン。容赦ない。少しは大人になったチカは自分の利用価値を毛さまに認めさせる絡め手でいくことにした。必死です。チカは毛さまの目を盗んで子供達にもちょっかいをかける。妹は単純に喜ぶが兄は複雑。山あり谷ありでなんとなく親子間の修復を果たす。それに巻き込まれな毛さまもチカに絆されつつある。ケダモノだけど何だかんだ言ってもチカはいい男だし、役に立つし、子供たちも懐きはじめた。家のことを思えばもう一人くらい子供が欲しいとは思ってたので種馬としちゃいいかもしれんと思うようになる。婿を取ると新たなしがらみが出来て面倒だしな。チカならいつもいないのでうざくないしな。ここらで手を打ってやろうということになった。
そうしてなんとなく大円団。

我ながら酷すぎる妄想。書いたら何ページになんだ?書きたくないので妄想のみで終了。