毛利さんのツンデレは同人界だけのものだと思うけど、そう外れてもないと思う。究極にマイペースなのでそのペースを乱す相手を無下にしちゃうだけで他意はなさそう。
瀬戸内セットってのもあながち外れてないよな。だって両極端なマイペース仲間だもん。
アニキは俺様=マイペースだよ。マイペースだけどその視線が内じゃなくて外に向いてるだけ。アニキは毛利さんみたいな人をみたら絶対ちょっかいかけずにはいられないだろうなー。心配とかそういうんじゃなくて『からかいがいのある面白いヤツ』として。どんなにツンケンされても面白いと思うから気にしない。こっちも究極にマイペースだからやりたいようにやるだけ。
「おい!酒盛りしに来たぜ!」
「いらん」
「いい酒持ってきたんだぜぇ、ほら杯だせよ」
「だからいらんというに」
「あ、ツマミも持って来たぞ」
「だから・・・・」
「っっかー!やっぱうめぇな!」
「・・・・」
「おめーもそう思わねぇか?」
「・・・もういい」
そうしていつものごとく酒盛りに付き合わされるのさ!
マイペース同士なら押しの強い方が勝つに決まってんのよね!
でも毛利も気が向いたら押せ押せだと思うの。
「我はモヨオシタ」
「はぁーーーっ?」
「耳が遠くなったのか?その気になったと言うておる」
「・・・ってえーっとソノ気だよな?」
「馬鹿め、何度も言わせるな」
「わ・わりぃ」
「ほれ早よう出せ」
「ちょっそんな出せっていっても出るもんじゃねーてッ!」(何が?)
「?何を言うておる、そこにあるではないか」
「あ?」
「そこにあるホレ幻の焼酎だとか自慢してたモノだ」
「・・・・・」
「我と飲みたいというておったのはお主のほうぞ。もう忘れたか?」
「いや・・・そうなんだけど・・・」
「我の気が変わらぬうちにはよう出せ」
「あ・・あぁ・・(食欲をモヨオシタってことか・涙)」
(簡単なツマミを出して酌み交わす)
「うむ、自慢するだけはあるな」
「だろ?・・・にしてもおめぇよぉ、その変な言い回し止めろよ」
「何処がだ」
「ソノ気になったっつーたら変に期待しちまうだろうが」
「・・・ふん」
「ったく紛らわしいったら・・」
「・・・間違ってないって言ったら?」
「ッッ」
「我の食指が動いたのは酒だけではない、ということだ」
「元就ッ」
ガバッと勢いよく毛利の方へ体を傾けた元親へパカーンとお猪口が投げつけられた。
「イッテェエ!」
「急くな野蛮人、酒が不味くなる」
「・・・ったく性悪め」
「何か言ったか?」
「何でもね!」
獲物を舌なめずりしながら眺める鬼を肴に、美味そうなだがまだ食べられない月を肴に、飲む酒は格別なり。
元就からお許しが出るまでオアズケを食らうのさ!マイペース同士って調教のしあいっこだと思うのは私だけでしょうか。マイペースコンビLOVE !