７年後　新年麻雀大会 - 4 -
	「ロンっ！！！」 元気一杯に勝利者宣言をしたのは時任だった。 「対々包と風の役牌で３翻だから逆転な！」 いかにも「やったぜ！」って得意顔をしていた。 「やられた・・・」 「あーあ、負けちゃった・・・」 「うーん仕方ないね」 なんか皆さん負けたというのに「時任なら仕方ないか」という感じであんまり悔しそうじゃありません。さすが皆のアイドル時任様です(笑) 「で？、何を命令したいの？」 久保田が尋ねてみました。 すると、時任はニヤリと笑って・・・ 「１２時まで禁煙！」 高らかに宣言した！ 「･･･マジ？」 「そりゃねーだろ、時坊よぉ」 「トッキー冗談きついよー」 喫煙者３人組が異を唱えた。 無理もない、彼らは重度のチェーンスモーカーだった。 「３人が揃うと煙いんだよっ！天井を見ろよっ煙だらけじゃん！ここは雀荘かっってーの！」 確かにもくもくと煙で天井が覆われていた。 「滝さんだって奥さん妊娠してるんだから禁煙したほーがいいだろ？」 「・・・奥さんの前では禁煙してるよ？」 「おっちゃんは歳を考えて少しは控えろよっ」 「・・・まだ６０歳前だ」 「久保ちゃんはこれ以上俺の肺を黒くすんじゃねーっつの」 「・・・もう無理じゃない？」 喫煙者組みは口々に文句を言ってみるが時任は耳を貸さない姿勢だ。 「とにかく俺が勝ったんだから皆には１２時まで禁煙してもらうかんな！ 年初めの１日くらいはタバコを控えて過ごしやがれっ」 時任は水戸黄門の印籠よろしく宣言した。 勝者の言うことには逆らえず従うしかない訳で・・・ 「時任〜口が寂しいんだけど・・・」 「飴でもなめてりゃいいだろ？」 「時坊・・・俺は甘いもんは苦手なんだが・・・」 「アタリメでもしゃぶっててくれ」 「禁煙パイポとか無いの？」 「んなん用意してるわきゃねーだろ？自力で我慢しろ」 渋々ながら従うも僅かなりとも抵抗をする面々だった。 「あ〜、じゃ皆さん気を紛らわすためにもまた麻雀しませんか？」 タバコを吸わない鵠はにこやかに提案した。 「・・・そうかも」 「そのほうがまだマシだよな」 「しゃーねぇやっか」 そうして玄人４人組は禁煙時間の１２時まで麻雀をやるのであった。 しかし禁煙を強制されててイライラしてる喫煙組は集中力に欠け散々な出来で 鵠の一人勝ちだったとか・・・ 「なんか禁煙には逆効果だったんじゃない？」 「いーんだよ、１日くらい俺様に綺麗な空気を吸わせやがれってんだ」 心配してるの半分、自分が煙いの半分の提案だったようです。 今年も嫁は無敵モード全開でいくみたいですね（笑） 『勝者○○編』
	まだニマニマ度が低いっすね。でも普段から王子様な時任なんでお願いとかなさそうな気がして大したオチ思いつかないんですよー。あと葛西さん編と久保田編ですが久保田編は久保時度高めになりますから！ええ絶対！今度こそニマニマ出来ると思います！（しつこい） 2007.1.26
	>> NOVEL TOP >>