じゃじゃ馬2
「ん・・・ぅ」

息苦しいので身をよじり逃れようとしても久保ちゃんが逃してくれない。

「・・・んっ、はぁ・・・」

腕をつっぱってやっと離れたと思ったら

「・・・んっ!」

また久保ちゃんの唇に捕まってしまった。

「はっ・・・んっ・・・」

息をしようと口を開いたら今度は久保ちゃんの舌に捕まってしまった。

「んっ・・・」

ぴちゃっ

離れたときの唾液の音が生々しい

「はぁ・・・」

お互いの唾液が絡まり、吐息が絡まり、・・・視線が絡まる。

「くぼちゃ・・・んぅっ」

何か言うのを防ぐように噛み付くように再び口付けされる。
久保田の舌が時任の口腔を思うまま蹂躙する。
吐息を奪うように激しいキスは慣れてない時任では思うように息が出来ない。
軽い酸欠状態におちいり思考が混濁する。

「・・・・・」

久保田はぐったりした時任から唇を開放し、その首筋に顔をうずめた。

はぁ、はぁ、はぁ・・・

浅く胸で息をする時任は放心状態のまま力なく四肢を投げ出しされるがままだった。
久保田は首筋を舌でなぞり、時折り吸い上げては痕を付けていた。
手は時任の服の下にいれて体の線を確かめるようになぞる。

「・・えっ」

久保田の手が意外なとこを弄くる。

「ちょっどこ触って・・・」

服は首までたくし上げられ時任は胸元まであらわにされ久保田の手が胸の飾りを弄くっていたのだ。しかも久保田の唇が胸元まで降りていき、乳首を吸い上げ、ざらついた舌で撫で上げる。

ぞくっ

今までにない感覚に肌が泡立つ、痒いような、くすぐったいような、逃げたしたくなる不思議な感覚に放心状態だった時任は我に返った。

「やっやだっ離せってばっ!」

久保田は無意識に時任を抱き込んで離さない。
逃れようと時任がもがくが上背の違いでなかなか抜け出せない。

焦れた時任は・・・

ガツッ

とうとう怪力の右手で久保田の頭を殴りつける。
そのままベッドに沈みこみ動かない。
もともと泥酔していた久保田はそのまま眠ってしまったようだ。


はぁ、はぁ、はぁ・・・・

「いったい何なんだよ・・・」

酔いが一変に冷めてしまった。

一体久保ちゃんはどうしたんだ?
どっかの女と勘違いしたのか?
いやいくらなんでもこんな平らな胸の女はいないよな
あいつ巨乳好きだしさ

混乱して思考がまとまらない

とにかくここから離れようとベットから降りたら・・・
自分の下半身に気づいてしまった。

「・・・・勃っちまったじゃんか・・・」

時任は信じられない状況に眩暈がしつつ、よろよろとトイレに向かった・・・







next...
 
あ、期待しちゃいました?酔っ払った勢いで最後までやるのはさすがに可哀相すぎますんでしません。こっから時任には悶々とぐるぐるしてもらう予定です

2007.1.14
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