2012年イギリス旅行記 01 ★8/12（日） 日本早朝出発。 ・羽田空港の出国ロビーすぐの両替所が劇混みだった。30メートルくらい先の両替所が空いてたのでそこで２万円を両替する。１ポンド＝133円、ちと高い。カードで直接払うと125円前後なのにと言ったら従兄弟が都内の両替所では134円位だったそうな。まだマシ？後はカードを多用することにした。 ・飛行機が満席でビジネスニグレードアップ。足伸ばせてラッキ〜♪ ・携帯の充電ケーブルをガラケーのしか持ってこなかったことが判明。大ショック！（海外対応を旅行道具一式に入れっぱなし。ガラケーからスマホに変えたのを忘れてた…泣） ★8/12（日）ロンドン着 ・入国審査はあっさり終了。「一人？」と聞かれて従兄弟と答えた。 ・ケンブリッジまでのタクシー。時間かお金かそれが問題だ。交渉して少し安くしてもらえたからタクシーでＧＯ！疲れてたのね。こっちのタクシーは向かい側に座席があって自分でドアを開け閉めします。せるふせるふ！   ・ホテル「DoubleTree by Hilton Cambridge」に到着。部屋狭いけどまーいっか！  ・ホテルスタッフが愛相の良い人と悪い人の差が激しい。ニコリともしないの。でも反対にとても良い笑顔の人もいるの。これはケンブリッジ旅行中に何度かあって不思議だった。客商売なのにねん。でも本人悪気はないみたい。こっちが笑顔で言うと怖そうな顔の人も笑ってくれること有り。 ・人の多さに辟易してパブに避難。ホテルに近いアンカーで一杯！美味い！フィッシュアンドチップスも美味い！一時間ほどまったり休む。窓からパント乗り場が眺められて素敵でした。    ・ふらふら買い物。インフォメーションセンターで地図ゲット。日本じゃケンブリッジの情報がほとんど取れない。この地図が一番使えた。 ・イギリスの英語聞きとりづらい。アメリカ英語を教えられた片言英語しか話せない身にはキツイ。アメリカ英語が４拍子ならイギリス英語は２拍子でカクカクしてる感じ。HELLOがハッロー、Good morningがグッモーニン、HEREがヘアー、GATEがゲーツなどなど･･･。最初が強い？ ・キャスキットソンでお買い物。セール品が馬鹿安い！ ・ケンブリッジの端の大きな公園で休憩。原っぱとテニスコートがあって素敵。  ・パント乗り場で気になる看板が！？行きたいが金曜日までいないよ！！  ・パントで川下りした。おねーさん美脚。でもケンブリッジ訛りが酷くて説明が殆どわからんす。ロンドンの方がもう少し聞きとり易かったからケンブリッジ訛りだと思うんだけどどうなんしょ？？    ・夕暮れ〜疲れたから一回ホテルに帰る。大学やお店が見たかったけどどこも６時前には閉まってしまう。イギリスの夜は９時くらいまで暗くならないくせに閉まるのがとても早い。オリンピック閉会式を見ながらそのまま爆睡…。ご飯食べに行けなかったのが心残り。もっかいパブ行きたかった。 ★8/13（月）ケンブリッジ観光 ・朝7時に朝食。ホテルの朝ごはん美味いです。自動パンケーキ焼き器に感動した。   ・8時過ぎ？にグランチェスター村まで川沿いを歩いてピクニックへ。  ・フットパスを歩きながら川沿いの風景を堪能する。素晴らしく美しい。途中に牛や馬やアヒルに馬糞が落ちてたのはご愛敬。     ・途中何度かワンコを連れてる人とすれ違う。あとで町でも見かけたけれど、９割の割合で黒犬が多い。何故でしょう？？黒ワンコ二匹だと双子を連想してしまった。 ・二度ほど擦れ違った人に道を確認しながらグランチェスター村に到着。ここはケンブリッジの教授が住んでいることが多いらしい。ケンブリッジ中心は観光客で煩いけどこっちは静かで雰囲気が良いせいでしょうか。可愛い家が多く可愛いお庭が多かった。      ・そしてさらに歩く。途中牛さんに遭遇。ひたすら反芻中〜    ・村外れ？のオーチャードガーデンに到着。ここは開けた庭でスコーンとお茶が楽しめる。９時頃到着したらスコーンは９時半からよと言われてしまった。仕方ないので隣の芝生でしばし休憩。足投げだしちゃうもんね。通りかかった犬連れ家族が可愛かった。    ・１０時近くまでだらっと本を読んだ後にカフェへ。スコーンが温かったのが嬉しい！お茶と一緒に適当な机に座る。スコーン美味い。外カリッ、中はふっくら！ここのスコーン気にいった！！足伸ばしてだらだらと過ごす。可愛いお客さんも来ました。    ・１１時頃出立。初めてバスに乗りました。ケンブリッジのバスは窓口清算らしい。行き先告げて乗車。せっかくだから二階に座る。気持ち良い！町中のバスステーションまで２０分ほどのんびりと揺られました。 ・バスステーションで明日のロンドン行きのチケットを予約。何かの割引があったらしくて、何と一人片道13£！安すぎる…  ・ケンブリッジ大学ツアーへＧＯ！大学の紋章や門のレリーフなどが可愛い。大学には必ず日時計があるのが興味深い。    ・念願のトリニティカレッジヘ！何と無料ですよ！さすがケンブリッジ一のお金持ち大学！！ その分入れるところは少ないですけどじっくり雰囲気は堪能できました。庭に黒猫がいてめちゃ美人さんだった。歴史的資料が納められているというレンライブラリーが見当たらなかったので案内人に聞いてみたら離れた場所にあるらしい。やっぱり聞きづらいけど何とか理解。その後で日時計を眺めてたらその案内の人が「HEY Girls！」と声かけて来た。日時計の台に立っちゃいけなかったのかなと思ったら、日本に来たことが有る人で日本語で話しかけたかったらしい。二・三会話して、制服が撮りたかったから従兄弟と一緒の写真を撮った。にしても二十代のお兄さんにお穣さんて声をかけられたってことは、私達二十代に見られたのかね？と微妙な気分になった。若過ぎて見られるのはちと複雑な気分。        ・レンライブラリーを目指すが失敗。ケンブリッジ大学全体？の図書館に着いてしまう。博士はここで勉強しただろうなと妄想する事で溜飲を下げる。とても大きい建物で皆さんＩＤカードで入室していった。門の前の道路柱が本を積み重ねた形で動いて面白かった。   ・気を取り直してレンライブラリーへＧＯ！「橋の前の黒い門って言ってなかった？」と通り過ぎてしまった門を発見。守衛さんに確認しようとしたら「レンライブラリーを探してる？」と先回りされてしまった。迷う人が多いらしい（笑）。まだ間に合うよとすすめられていざ進む。中は撮影禁止なので入口のみの写真です。  ・入ると「携帯電源切って、写真禁止」と不機嫌そうなおじさんに注意される。従兄弟が携帯電源切ってると「あんたは？」と言われたが「私携帯持ってない（本当は持ってるけど電源不安だから置いてきた）」と言うと怪訝な顔をされた。現代人だもんね･･･。 ・図書館はさすがの貫録。有名な建築家クリスファーレンの設計でトリニティ内の建物で最高傑作といわれているらしい。重厚な本棚に教会のようなレリーフと彫像、古びた書物独特のカビ臭い古書の香りで満ちていた。そのくせ机の上には現代的なプリンターやパソコンがあり、実際に仕事で使ってる空間なのが分かった。過去と現在がほどよく混ざった空間でした。 ・ショーケースに赤い敷物がかかっていて、めくってみると中には貴重な資料が展示されていました。私は英語をちゃんと読まずに眺めるだけだったのだけれど、従兄弟が興奮して「これ見てみて！」（小声）と言うので見てみたら、アイザック・ニュートンの直筆メモや杖が…！静かに興奮してしまった。 ・つらつら見てるとまた従兄弟が真剣な顔をして見ている。何だと思って覗いたら、「Atomic bomb」の文字が目に入りました。これは原爆のことです。浮かれた気分が一気に冷えました。原爆実験の報告書の写しでした。今までの歴史的展示物とは全然違い、何故軍事機密の写しがここに？と不思議でした。後で知ったのですが、人類最初の核実験のことで、別名トリニティ実験と呼ばれたそうです（トリニティ大学の名前を取ったのではなく、キリスト教における三位一体の意味らしい）。その実験報告書がここにあり展示してる理由は分かりませんが、唯一原爆投下された国の日本の国民の私達がこの時期に見た…。泣きたいような怒りたいようなとても複雑な気分になりました。戦争を知らない世代の私達が戦争に抱く印象、その最たるものは原爆だと思うんです。その一端が異国の地でこうして目にの前にあるというのがとても不思議でした。 私達は暫くその場所に留まり、詳しくは分からないながらも読みつづけました。そう遠くない位置で観察し、爆風で吹っ飛び、キノコ雲がよく見えたこの人はどうなったのでしょうか。難しいことは分かりませんがこの距離では被爆したと思います。この人も辛い最後を迎えたのかもなと、考えてしまった。 後であの資料は通年展示されてるのでしょうか？と聞いてみれば良かった。もし通年じゃなくて、原爆が落とされたこの時期だけの展示だとしたら、そこに何の意味があるのだろう。原子爆弾はアメリカとイギリスの開発計画から始まったとウィキで読みました。トリニティ実験には関与してませんが、英国人としてあの悲劇に対して何某かの責任を感じているとの表れか、単に大学と同じ名前の関連性としてか、展示の意味が知りたいです。 帰り際に中で仕事をしている人と目が合いました。「Thankyou」と言われて、入場料も払ってないし、こっちが言う立場なのにと不思議でした。こちらこそ見せてくれてありがとうと思いました。大学の真意は分かりませんが何となくトリニティファンになってしまいました（笑）  出口の廊下でちょっと感傷的になってしまった。 ・気を取り直して次はキングスカレッジ！高い入場料を払うだけある。ちゃんと説明書くれたし、とおおーーーってもゴージャス！それに尽きる。     ・疲れたのでキングスカレッジ目の前のアイスクリーム屋でアイスを食べる。緑茶味じゃなくてピスタチオ味。美味しかった！  ・甘い物で元気を補充した足で大聖堂のてっぺんまで登る。200段くらい登ったぜ！景色は最高だったぜ！！     ・一通り見たので夕ご飯にパブ「イーグル」へ。ワトソン＆クリック博士が議論してＤＮＡの構造を発見したと有名な場所。薬剤師の従兄弟は大興奮！美味しくビールを頂く。ここはビールの種類が豊富だけどご飯は今一つ。フィッシュ＆チップスは美味しいけど付け合わせの味が悪い。豆？は味が無く、ポテトがしんなりしていた。日替りスープはトマト味で美味しかった。でもお酒用で味濃い目。     ・二軒目にアンカーに行った。ここのお野菜美味い。そんで締めでホテルへ帰りました。 ★8/14早朝、早くに起きてケンブリッジを散策してました。観光客のいない時間帯でとても静かで学問の街らしかった。早朝散歩お勧めです。           トリニティカレッジの通り道は早朝から解放されてたのが嬉しい。 二時間ほど散策してケンブリッジをあとにしました。ああ良い街でした！ 2012.8.23 目次へ戻る |