先日、当サイトの作品紹介欄にて使用していた画像について丁寧にご指摘下さった方がいらっしゃいました。そのとき初めて、海外サイトでの加工、無断転載が問題になっているということも知りました。そして自分が無自覚にも同じ行為をしていたのだと、この時初めて気付きました。
正直、すごく、ショックです。そんなつもりは無かったとは言い訳にすぎませんが、全く考えておりませんでした。
教えて頂いた問題の海外サイトさんを見てすごくショックでした。
TOPに漫画の表紙を加工したものを飾り、画集や漫画の中身までスキャニングして載せてありました。でもご本人はWAが好きで紹介したい気持ちから作り、悪気は無いようなのです。無自覚というのが一番怖いのですね、そして私もあのようになるところでした。
WAの作品が大好きになって、いろいろ語りたくなりサイトを作り、またWAを皆さんにより知ってもらいたいと思い作品紹介を作り、紹介するのだから表紙写真を載せても良いだろうと安易な考えてたら、いつのまにかエスカレートしていったかもしれません。あそこまで悪質にはならないでしょうがやっていることは同じです。
あのように画像加工をしてHPに載せているサイトさんがあるのなら、世間様の目がとても厳しくなるのは当然ですし、紹介ならいいだろうという甘えは許されません。私の認識がとても甘かったと思わざるをえません。そして無知でした。
また私が版権物の二次創作サイトを運営しているという自覚も考えも足りなかったと改めて思い知りました。
言い訳になってしまうのですが、良く行くゲームサイトさんで商品のパッケージの写真を載せて作品説明をされているのを見て、私も紹介したいなと単純に考え何も考えず似たように作ってしまいました。
一度ひとことメールで簡単に『無断転載になるのでは?』とご指摘頂いたのですが、自分で撮った写真なのでその区別をすれば大丈夫なのだろうと見当違いなことを考えておりました。
これまたどうすればいいかと思っていたとき商品紹介でロゴを入れてるサイトさんを見てこうすればいいのかなと単純に考えてしてしまいました。そんなつもりはなくとも、作品の画像を勝手に加工して掲載し、悪用している行為に当たっていたのですよね・・・
また、販売されてる漫画の表紙写真は”作品”というより、”商品”と考え、宣伝をしているので問題はないだろうと思っておりました。私個人が販売の仕事に携わっており、メーカーのHPから写真を頂くのが当たり前でしたので何の疑問も感じてませんでした。
何故このように疑問を感じなかったと言いますと、実は物品販売の小売業においてメーカーがHP上で公開した商品の写真を販売目的で使用することは黙認されている傾向があるからです(高額商品、絵画やプレミア切手など1枚の写真そのものがその商品に値するものは除く)
何故ならば、情報化社会が進む昨今では取り締ることは事実上無理ですし、小売店のネット販売や個人ユーザーによるブログ紹介などによる宣伝が企業側に多大な利益をもたらしているからです。家電メーカーに多いのですがHP上でダウンロード用写真を用意し掲示しているとこもあるくらいです
かといって著作権を放棄している訳ではないので、アマゾンなど大規模かつ社会的に影響のある会社のHPでの使用に関しては著作権等に関する第三者的な機関を通して取引が行われています
このような現状から、企業側に大なり小なり利益をもたらすサイト、もしくは損害を与えないサイト、かつ社会的に影響の大きくない良識のあるサイトであるならば写真使用に関しては社会的に容認されていると私は考えています。(私はこのような容認されている範囲を勝手にグレーゾーンと呼んでいます)
しかし、オンラインの同人会においてあのような犯罪行為(=黒)が行われてる以上は、企業側・作者側が厳しい目を向けざるを得なくなり、このグレーゾーンが限りなく狭くなっているのが現状なのだと考えました。そしてサーチを運営していこうという立場上ここは明確に問題の無い白という立場をとるべきだと考えました。
第一ここは商業サイトではなく、二次創作サイト、このサイト自身が本当は著作権を侵害しているにも拘らず、原作者様や出版元のご好意で黙認されてることで存在しているということを失念しておりました。そういうサイトを運営している以上より一層気をつけなくてはならない問題でした。
漫画作品の紹介なので文字だけとうのもなんですが敢えて全ての写真を消しました。作品紹介の写真はアフィリエイト契約をしているアマゾンさんの写真を使えば問題ないのですが、アマゾンさんは写真に社名を入れてるわけではないので不正ダウンロードしたものと区別がつかなくなり、トラブルの元になりかねないので止めました。事実アマゾンさんの写真を多く使ってても指摘されたので・・・。
私の考えが至らないばかりに、安易に表紙画像を紹介欄に載せてしまっておりましたことをここで深くお詫び申し上げます。
また、前述のようにひとことメールでせっかくご忠告頂いたにも関わらず、全く見当違いの解釈をしてしまい、より不快にさせていたことと思います。本当に申し訳ありませんでした。この欄をご覧頂けたならいいのですが・・・
そして万が一、前の商品紹介ページをご覧になり、ご自身も書こうと思われてる方がいらっしゃいましたら、私のような愚を冒さないよう、切にお願い申し上げます。
こんな至らない私ですがこれからも久保時サイトを続けていくつもりです。もしまたこのように至らない点がございましたらご指摘頂けたらと思います。
ご一読ありがとうございました。
10年目管理人:犬’