一晩経ったしもうそろそろいいでしょうってとこでキャラ感想。
今回は突っ込みたいことがたくさんあるので今日は葛西さん編のみ。
以下ネタバレですが宜しければどうぞ。
だって、だって、
久保田と時任の間に割り込めなくて拗ねてるように見えたんですもん!!!
葛西さんFANの方すいませんッ!!!
まあ上のは冗談として、下記はキャラ感想、葛西さん編
今回の葛西さんにはつっこみたいとこが盛りだくさんだよなー・・・
葛西さんってば久保田のことを放置したままで帰るけど、それでいいの?
諦めて眺める姿勢なのは分かってたけどそこまで中途半端な位置でいいんだろうか
怒る理由も人道的な理由しか言ってないし・・・それ以外ないんか?黙ってるだけか?
だったらあの一発は『止められなかったし、止めることは諦めてるけど、怒らずにはいられない』くらいの意味しかないよなあ・・・悪さをした子供を叱る親みたいだよ。
葛西さんは久保田にとって義理の父親みたいなもんだよね。葛西さんにとっても義理の息子みたいなもの。親子じゃないけど親子みたいな感じ。
親は子供に愛情を与え育てる義務と責任があるけど、その子の今後の人生に関われるわけじゃない。
言い換えれば、子供を幸せにするのはその子ども自身の責任であって親の責任じゃない。
親というのは残念ながらそこまでは子供と人生を共にすることは出来ない。先に死んじゃうしね。本当に共にできるのはその連れ合いくらい。
それに親が出来るのは子供の幸せを願いそれをサポートするくらいだと思う。
だから子供がどんな方向に進んでもそれがその子にとって幸せなら親はそれを止めることは出来ない、諦めるしかないんじゃないだろうか。
でもね、親が子に手を貸すことはできる。
また子も親に甘えて手を貸してもらう方がいい。
それを葛西さんは『俺は所詮刑事だ』と言う言葉で逃げて、久保田は『巻き込むわけにはいかない』と甘えられなかった、そんな風にも感じるんだが・・・。
何だかお互い歩み寄ることが出来ず、関わりあうことに臆病な親子のようにも見えるよ。規模はでかいが。
久保田も葛西もお互い歩み寄って関わりあえば違った何かが開けると思うんだが・・・
それが久保田の成長の鍵にもなるのかな。
でも彼は成長を望んでないよね。とにかく飢えてるから満たされたい。満たされたからそれを守るのに必死。うーん・・・こんな子持ったらほんと心配だよなぁ・・・
葛西さんの刑事としての倫理観はどうなってんだろ。新木さんもどうなんだろ。どこまで知ってるのだろ。ここらへんは疑問だよなぁ・・・。葛西さんは所詮刑事だけど、刑事だからこそ知ることも出来ることも多そうだ。刑事って職は久保田をお守りするために選んだか?まさかなあ・・・。職業倫理よりか久保田を優先してるのは間違いないようだけどね。
久保田がガスガス893さんを殺してるシーンを見てて思いだすことがある。
『塀の中の懲りな○面々』を書いた阿部譲○さん(元ヤクザ)がインタビューを受けてて
『俺はずっとヤクザのチンピラ止まりだった。出世できなかった。それは俺は人を殺すのが怖かったしやれなかったからです。俺と同じやつがもう一人いてそいつとの共通点が一つだけあります。それはちゃんとした親に育てられた経験があるってとこ。それだけ』
のようなことを話してました。自分がチンピラのときにはそのことで親(婆ちゃんだったかな?)を責めたこともあるそうな・・・
久保田は全く愛情を受けたことの無い環境で育ったんだろうな、お母さんと楽しく過ごした思い出とかも全く無いんだろうな、そんなふうに思いました。
こういう子を任された葛西さんはどんな気持ちなんだろう・・・
なんだかどっちも切なすぎる・・・
単純に思ったことをつらつら書いたのでなんだかまとまりのない感想になってしまった。