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ガチャッ
ドアを開けたら一面まっしろ・・・

『ドアを開けたらそこは雪景色だった・・・・』

「〜〜〜っじゃねえっっ!!」

残念ながら雪ではなくタバコの煙だった

「おはよ、時任」
「おはようじゃねえっ窓開けろっ窓っ!」
「はいはい」

カラカラカラ、窓を開けると冷たい風とともに霧ならぬ煙が晴れていく
どうやら徹夜をしてた久保田が換気もせずに煙草を吸い続けてたらしい
灰皿の上には煙草の吸殻の山、いったいどれだけ吸えばこうなるのか・・・

「・・・久保ちゃん、出かけっぞ!」
「どこへ?」
「電気屋だ電気屋!今年こそ空気清浄機買う!!」
「はあ、ずいぶん急ね」
「急じゃねえっ!寒くなってから窓開けないで吸うから毎日毎日部屋が真っ白なんだよ!
いい加減空気清浄機買おうぜ」
「りょ〜かいです」

とあるところの電気量販店
今では空気清浄機は1年を通して使われてるので花粉の季節関係なく並んでます

「ふーん、イロイロあんのな、どれにする?」
「こんだけあると迷っちゃうねえ」
「ダイキ○の光クリエール?、ナショナ○のナノイーオン??なんかどっかの暗号みてー
煙草専門とかのがいいんじゃね?」
「うーん、煙草は全部対応してるしねえ」
「あっこれは?”自動フィルターお掃除機能付”ってやつ!掃除しなくていいじゃん」
「うーん・・・あ、これにしよコレ。決定」
「へ?えーっとシャー○の加湿機能付空気清浄機?まあ加湿器と一緒になってから煙草にはいいかもな」
「違う違う、ほらココ」

久保田が指差した先はお店のPOP
『加湿+除菌イオンの力でペットのしつこいニオイも強力除去!
ペットを飼ってる方に最適です!』

「俺達にぴったりじゃない?」
「・・・・・」
「ほら、俺ってば大きい猫飼ってるし?」
「・・・俺もでっけえ駄犬飼ってるしな」


大きい荷物を持ってでる二人に『お買上げありがとうございました〜』の声

時任の肺が黒くなるのはちょっとゆっくりになりそうです




<終わっとけ>
 
加湿機能付の空気清浄機っていいなあと思ったのが元ネタです。因みにホントにシャープのポップは”ペットの消臭に最適!”でした

2006.10末頃
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