□ 雪山で遭難しちゃった! (荒磯ver) □
Q、突然ですが執行部の皆さんに雪山で遭難してもらいました。
  避難小屋には毛布一枚しかありません。
  さあどうする?
「一枚って何よ!この人数じゃ足らないじゃない!」
「その前にこの状況を怒らねーの?」
「腹は立つけどもうなっちゃったんなら仕方ないじゃない。それよりこの寒さをどうにかしないと!」
「なるほど」
「さすが」
「切り替えがいいですよね」
「うむ」
「桂木が使えよ、この毛布」
「うん、そうしな」
「そうそう」
「Lady first です」
「あ、ありがと・・・」

 なんだかんだ言ってちゃんと女の子扱いしてくれてる執行部の面々でした。
 桂木ちゃんは毛布を受け取りごそごそと毛布にくるまりました。

「俺らはおしくらまんじゅうでもすっか?」
「おお懐かしいな」
「子供の頃やったよなー」
「おしくらまんじゅう?何ですかそれ?」
「お、松原は知らないのか?」
「皆で後ろ向きに腕組んで輪になってお尻を押し合う遊びだ」
「??それがどうしたんですか?」
「やってみりゃわかるぜ」

 皆でおしくらまんじゅうをやってみました。

「はぁ、はぁ、確かに、これは暖まりますね」
「だろ?」
「あったまることと言ったら他に何がある?」
「雪山遭難といったらお約束なのがあるけどギャラリーが多いからねー」
「お約束?」
「うん、上になったり下になったりあったかくなるよー」
「へーどうやるのですか?」
「うん、あのね」

 ピピピピー!
 どこから取り出したのか桂木ちゃんが警笛を鳴らしました!

「そこ!イエローカード!」
「・・・そこまでにしとけよ」
「・・・そうだぞ」
「・・・(黙って首を振る)」
「と、いうわけだから後で室田にでも教えてもらって?」
「はぁ・・・」

釈然としないながらも周りの迫力に押されて黙り込む松原くんでした。

「んじゃ何する?」
「適度に動いて室内でできるもの・・・」
「ハンカチ落としは?この人数なら結構忙しいわよ」
「これまた懐かしいなぁ」
「おーやるか」
「やろうぜ!」
「ほーい」


今度はハンカチ落としに興じました。

 その後は座布団取りゲームに室内鬼ごっこにと子供の頃にやったお楽しみ会のノリで一晩中遊んだのでした。

 このメンバーが揃えばどこにいってもお祭り騒ぎ、遭難も何も関係ないってことですね。



(終)


このメンバーが揃ったらそっち方面には盛り上がらないっしょ。毛布3枚にしたら別の展開があったと思うけどね。健全すぎるオチですいません(笑)


ハンカチ落としとは・・・
皆で輪になって中心に向かって座って鬼がその輪をぐるぐる回りながら気付かれないよう誰かの後ろにハンカチを置く。そして置いてから一周して鬼にタッチされたら負けで鬼交代か何かの罰ゲーム。置かれた人が気付いてハンカチを持って鬼を追いかけてタッチできたら鬼の負け。鬼がタッチされずに立った人のとこに座れたら鬼が交代する。というゲーム。

2007.12.17
2008.1.31ss部屋へ収納
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