□ イケナイ子供(?)相談室 C □

久保田→久、時任→時
桂木→桂、相浦→相、室田→室、松原→松、放送部員→放


とある日の執行部部室にて・・・

久「室田と二人残されるなんて珍しいよね」
室「まあな、でもたまにはこういうのもいいんじゃないか?あ、始まるぞ」


ピンポンパンポ〜ン♪


『お昼の放送です。今週は特別企画!執行部の皆さんによる何でも相談室を開催します!!本日は執行部が誇る天然美少年コンビ・時任くんと松原くんです!皆様から寄せられた質問や相談をお二人に答えてもらいます!ではよろしくお願いしま〜すv』

「美少年は合ってるけど天然て何だよッ天然てッ!」
「well・・・僕の髪が天然パーマだからでしょうか?」
「俺の髪も天然ストパーみたいって言われるからそれか?」
「では疑問が解けたとこで早速相談にいってみましょう!」
「どんとこいッ!」

「最初の相談です『すっごい肌キレイだけど何かスキンケアしてるの?』3年女子Kより」
「女じゃあるまいし、んなんやってるわけねーじゃん」
「健康であれば自然と良い血色になりますよ。早寝早起きと適度な運動が健康の秘訣ですネ」

「んじゃ次!『髪の毛すっごいキレイだけど何のシャンプー使ってるの?』2年女子Dより」
「家にあるのを適当に使ってマス。銘柄まではしりませんね」
「俺も家のを適当に使ってるだけ。久保ちゃんが拘ってるとは思えねーしな」

「次行きましょう!『時任くんと松原くんどっちのが睫毛長い?』3年女子Hさんより」
「んなん知るか」
「比べてみましょう」
「んじゃ・・・ほい、俺の睫毛」
「僕のと比べますと・・・あ、時任のが長いですね」
「俺様の勝ち!」
「負けました!」

「次次!『女顔で華奢なせいかいつも女扱いされます。どうすればいい?』1年男子Sよりだってよ」
「男らしくなるのデス!」
「おうッその通り!」
「武道がおススメです。心身ともに鍛えられますから自然と雰囲気が男らしくなりますよ。体が小さいのは仕方ないけれど中身は武士(もののふ)になるのです!」
「おうよ、女顔だからってなめられたらお終いだぜ?そういう輩にはキッチリ拳で分からせる必要があるよな。先手必勝!」

「また似たような質問ですね『男に迫られて困ってます。どうすればいい?』1年男子Fくんより」
「嫌ならぶっとばせばいーじゃん」
「Correct!嫌ならばっさり切る。これも武士の情けです」
「だいたい男に迫られたって嬉しくねーっての。ま、俺様ほど美しけりゃしゃーねーけどな!」
「・・・仕方ないという割には容赦なくぶっとばしてマスよね、時任は」
「俺様の美貌にトチ狂って鼻息荒く迫るような奴に同情を払う余地無し」
「言えてマス、情けは人のためにならず、です!」

「最後の質問だな『今まで普通に女の子が好きだったんだけど最近同じクラスになって仲良くなったMが気になって仕方ありません。とても男らしくていい奴なんです。そいつの笑顔を見ると胸がぎゅっとします。どうやら好きになってしまったようです。…やっぱり変でしょうか?』3年男子Zより」
「どうやら真面目な相談のようですね」
「うちの学校にゃ珍しいタイプだな。こんだけホモ多いんだから気にしなくてもいいもんなのにな」
「それだけ真剣に好きなのかもしれませんよ」
「かもな」
「僕は変だとは思いませんよ?男が男に惚れるというのも有りだと思います」
「まぁなー、好きになっちまったら仕方ねーよな。好きになっちまうのって理屈じゃねーし、好きって思っちまったらそれはそれでいいんじゃん?」
「ただ、相手に告白するのは慎重にしたほうがいいですよ」
「言えてるな、やっぱ気色悪いって思うやつはいるだろーし」
「ええ、・・・それに相手に気持ちを押し付けるのは同性恋愛・異性恋愛かかわらず良くないです。それは本当に好きとはいえません。衆道の極意は忍ぶ恋ともいいますしね」
「ま、でもそいつが本当にイイ奴なら理解はしてくれると思うぜ?煮詰まってどうしようもなくなったら言っちまえ。どうせ好きになった時点で今まで通りの友達つきあいはできねーしな。一歩踏み出して新しい関係を築くしかねーんじゃん?」
「・・・時任にしては鋭い意見デスね」
「何だよそれッ」
「とにかく、人を好きなるのは素晴しいことです。その気持ちを大事にして下さい」
「おう!周りの目なんか気にすんな!」
「ではでは今日の放送はこれでお終いです。お相手は松原潤と」
「時任稔でした〜」


『執行部のお二人ありがとうございました〜相談室は明日もありますのでお楽しみに!』


ピンポンパンポ〜ン♪


ブツッ



久「・・・・・・・・・・・」
室「・・・・・・・・・・・」
久「・・・ふーん・・・煮詰まったら言っちゃってもいいんだ」
室「・・・案外男同士に理解あるんだな・・・」


執行部部室には微妙な沈黙が流れたそうな・・・




- お終い -

たまにはこの天然コンビで書いて見ました〜
ネタがまとまったら大人バージョンとして久保田&室田編を追加しようと思ってます

2007.9月 ss部屋へ収納

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