WA年表 | ||
2006年で久保田と時任が出会ってから10年目にあたると気づいてから時系列で事件を追いたくなって作りました。出来るだけ原作に沿って書いてますが途中から私的解釈が入ったりしてるので違和感を感じられたがご容赦を。雑誌分は未掲載ですが激しくネタバレなので全巻読んで無い方はご注意下さい。 |
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参考元 : 単行本 WILD ADAPTER@〜D / CDドラマ WILD ADAPTER@〜C | ||
2007.2.23修正 | ||
1979年8月24日 | 久保田誠人 生まれる 同時期に葛西の子供が堕胎される |
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1979年9月8日 | 時任稔 生まれる (仮名・誕生日は荒磯設定と同じと思われる) | |
1992〜94年頃 | 久保田 中学生時代 叔父の葛西蛍一郎と同居しはじめる 東湖畔の鵠と出会う(絵柄から見て12・13歳頃と思われる) 久保田とアンナ(フルネーム不明)が雀荘にて出会う(14歳以降と思われる) |
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1993年頃 | 久保田がアンナの恋人が彼女に乱暴するので庇って怪我をさせる。相手を半死半生にしたため正当防衛としては過剰と判断され傷害罪で補導される。担当は葛西。 | |
1995年頃 | WAにより獣化した遺体が初めて発見される。 (推定)1995年頃、宗教法人・邂幸の牙が発足。代表は三ツ橋佳代(旧姓:滝沢)、背後組織は暴力団らしいが組織名不明 |
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1995年5月 | 久保田は雀荘”いづも”に出入りし、出雲会に有望株として注目される 出雲会支部長・真田にスカウトされる。出雲会年少組副長・小宮信夫も同席。久保田は裏業界の雀士との勝負に惹かれ、その場で敵対組織の間諜だと判明した年少組前リーダーを銃殺し新しいリーダーに就任する。全く躊躇せず引き金をひいたその度胸に小宮は心酔する。 |
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久保田は出雲会より同系列のホテルi girl(アガール)303号室にて接待を受けるが拒否。久保田曰く「不能でもゲイでもないのでお構いなく」だそうだ。バイじゃないらしい(笑)その時麻薬のサンプルを受け取り品定めが出来るようになる。 横浜にて獣化した5体目の遺体が発見される。久保田が出雲会入会後2週間未満の間に起こる。担当は葛西と新木(この時はまだ新米と呼ばれていた・笑 |
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1995年秋頃 | 久保田が年少組の治を暴行しかつ縄張りを荒らした東条組の男を半死半生にする。 | |
1995年秋〜冬 | 久保田は雀荘”いこい”にて葛西に『真田には気をつけろ』と忠告される。雀荘を出た後、公園にて猫の屍骸を見つた久保田は『あの時出来なかったから』と呟き埋葬しようとする。二人で埋めながら『これって人間のエゴだよねえ』と『エゴですねえ』と呟きあう。照れくさそうに子供のように笑う久保田を見て、小宮はこの人の傍に居たいと強く思う。この時東条組の関谷が二人を見ていた。この頃からWAを探しているらしい。 | |
1995年末〜96年1月 | 久保田は集金に廻った先の出雲会系列の風俗店ブラックパピヨンにて小宮の母親と会う。部下達が小宮は母子家庭だと久保田に話す。久保田は彼女の瞳孔の開き具合と香りで薬中毒だと勘付く。 | |
1996年1月 | 小宮の母と会ってから数日後、小宮は久保田に母の薬物中毒を指摘される。小宮は母に薬を安く手に入れるために出雲会に入った。小宮はそんな間違った親孝行をする自分を自嘲する。久保田は子供時代親と家族とも話したことは無く家にいるときはいない者として扱われていたと話す。大事なものを抱える痛みを知らない久保田に痛みを与えるのは誰だろうかと小宮は一人想う。そのまま事務所へ宿泊する。 翌朝、久保田・小宮が事務所にいる時に小宮の母から「助けて」と電話がある。小宮はホテルi girl(アガール)303号室に駆けつけて客に教われている母を助ける。新種のドラッグを打ったら急に凶暴化し襲われたらしい。小宮により重傷を負わされつつもさらに襲いかかる客を遅れて駆けつけた久保田が銃殺する。遺体は獣化していた。獣化死体はこれで6体目。 その後出雲会からの代理人が出され久保田の代りに逮捕される。久保田・小宮は葛西に事情聴取を受ける。このとき初めてWAの存在を知る。 |
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1996年1月17日 | WAのサンプルを入手した小宮信之が東条組に拉致される。脱出するがその時の怪我で死亡。最後の言葉は『生きて』雨の日だった。 | |
1996年1月19日 | 久保田は出雲会を脱会する旨を真田に伝える。脱退の代償を払うため東条組横浜支部の資料を受け取る。 | |
1996年1月21日 | 久保田は東条組横浜支部に配達員として侵入しエレベーター内で東条組代行・宇崎広重(51)を銃殺する。組員従業員他12名を銃殺か撲殺にて殺害。ビルを全焼させる。これ以降、久保田は出雲会より姿を消す。関谷純が新たな東条組代行となる。 | |
1996年2月11日 | 久保田が横浜の路地裏にて時任を拾う。運んでる最中に隣室の少年飯塚翔太(小学4年)に意識不明の時任とその右手を目撃される 久保田が時任の身体検査をする(笑)獣化は右手のみで他は変化がないことを確認。意識不明なまま。 |
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1996年2月14日 | 意識不明の時任が鵠の診察を受ける。 診察後、時任が目を覚ます。記憶を無くしてるので情況が分からず混乱しているせいか久保田が近づくと怯える様子を見せる。久保田が食事を与えようとするが『逃げなきゃ』という脅迫観念に駆られ久保田の部屋を飛び出す。 |
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1996年2月15日 | 飛び出した時任は途中で動けなくなり公園で倒れているところを翔太に発見されそのまま意識不明になる。翔太は久保田に伝えて再び久保田の部屋へ運び込まれる。久保田は翔太に時任へ食事を与えるよう頼む。無事餌付け成功、翔太は時任の右手を『カッコいい』と言い嫌悪感を見せない。以降、翔太は時任の友達になり遊びにくるようになる。 | |
1996年2月〜3月頃 | 葛西が時任を見に来る。未だ大人に怯える時任は葛西の手を傷つける。久保田はWAの情報交換を葛西に求める。 | |
1996年3月8日 | 翔太は時任が発見時にミノルというネームタグを持っていたと久保田から聞かされる。名前が無いのを不便に感じていた翔太は名前はミノルかもしれないと時任に話しかける。その名を聞いた時任は錯乱し、落ち着かせようとした久保田の左腕を折る。久保田は呻き声ひとつたてなかった。全治3ヶ月。 | |
1996年3月10日〜 | 久保田の腕を傷つけた時任は『この手は誰かを傷つける。もうも触れたくない。誰にも』と久保田にこぼす。久保田は『お前が嫌なら俺からは触れない』と返す。あと傷物にされたので責任取って家事を手伝うよう言う。時任は初めてコーヒーを淹れ、洗濯をしたらしい(笑) | |
ある日久保田が時任稔という名前をつける。TVに出てた時任三郎より拝借したらしい。 | ||
1996年3月15日 | 葛西が訪れ久保田にWAの捜査資料を渡し、東条組の新代行となった関谷が久保田とWAをかぎ回ってると忠告する。時任が初めてスパゲッティ作りに挑戦(笑)葛西も食べる。結構おいしいらしい。その夜気まずくなった翔太と仲直りする。 | |
1996年4月1日 | 翔太小学5年生になり時任と出会って2ヶ月たつ。時任はゲーセンやコンビニくらいは出掛けられるようになった。久保田の腕もほぼ治る。 | |
1996年4月31日 | 久保田が雀荘かたぎりでのバイトの帰り道に地元ヤクザに因縁をつけれられる。腕が完全でない久保田は逃げるも途中で眼鏡を壊し翔太に電話をかけて替えの眼鏡を持ってくるよう頼む。時任に内緒でと言われたがバレて一緒に行く。因みに時任はこの時初めて電車に乗ったらしい(笑)いくら待っても待ち合わせ場所に久保田が現れないので二人は探しに行き乱闘中の久保田を見つけ助ける。翔太にヤクザ関係の人間とバレル。 帰宅した後、時任は右手に激痛が走りうずくまる。それを見た久保田は触れようとするが触れずに立ち尽くす。このとき久保田は時任を失うのが怖いのだと初めて気づく。 時任は捜査資料を読み獣化すると死ぬことを知っていた。その上で自分のことを真実を知りたいと言う。失うことが怖くなってる久保田は昔死んだ猫や小宮を思い出し、また最後を看取るかもしれないと恐れていた。時任の強さを眩しく思う久保田は目の前の時任から目をそらそうとする。自分を見ようとしない久保田に焦れた時任は口論になり飛び出す。 翔太は引っ越すことが決まったことを時任に話そうと隣へ声をかける。でも久保田しかいなかったので代りに久保田をモデルにしたキャラクターの例え話をする。猫を拾ったが飼い方の分からない男の話。久保田も自分の家庭環境を例え話で返す。いない者と扱われてきた男は自分を確かにしてくれる存在が欲しくてたまらなかった。そのくせ手に入れてもどうすればいいか分らない。そして手に入れたけれど失うのが怖くなったと話す。猫を手放すのが怖いくせに触れ方が分からない、大事だから傷つけたくないなんてズルイ、心がある生き物なのにと翔太は言う。言われた久保田は『良い作家になる』と微苦笑する。 久保田は翔太との会話の後外へ出て無自覚にか路地裏を覗き時任を探す。やっと見つけた自分を確かにしてくれる存在を失った反動からか視野が暗くなっていくと感じそのまま路地裏にうずくまる。そんな久保田を帰るつもりだった時任が見つける。『こんなとこで何してんだよ』『驚いた、お前だけ見えた』『見えるに決まってじゃん。ここにいるんだから。俺がいる(要る)って言え』と時任が手を差し出す。『うん、要るみたい』と久保田は未来への不安も聞こえない振りをしてその手をとる。 |
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1996年6月2日 | 翔太が引越し二人と別れる。 | |
1996年 夏 | 推定)滝沢の妹、病死する。その後母親も自殺する(邂幸の牙事件より1年前より) (推定)1996年1月〜8月までの間に獣化した遺体が2体発見される。時期不明。 |
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1997年1月16日 | 久保田が深夜のコンビニで大久保沙織と出会う。沙織に『助けて』と言われた久保田は自宅へ連れて行く。沙織が妊娠しているのを察したためと思われる。沙織がそこで時任とも会う。 | |
1997年1月17日 | 東条組がWAのルートを調べさせていた売人・藤沼武司が自分でWAを服用し獣化して死亡。自宅にて遺体を発見される。これで獣化した死体は確認されただけでも9体目。4ヶ月ぶりの遺体発見。 恋人だった沙織は現場検証に来てた葛西・新木と鵠より情報を聞いた久保田・時任と鉢合わせる。沙織は遺体を目撃してしまい失神し松本病院に運び込まれる。意識が回復した後葛西・久保田らに事情聴取を受けるも偶然時任の右手を見て錯乱する。新木は取り乱さなかったので既に知ってたと思われる。彼女はWAについて何も知らなかった。 |
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1997年1月18日 | 現場の状況から沙織が危険かもしれないと葛西から連絡を受けた久保田は見舞いに向かっていた時任に連絡する。その時には既に東条組の関谷等が警察と偽り病院から沙織を連れ出されていた。久保田に状況を伝えて探しに行った時任は車に連れ込まれようとしている沙織を発見し二人で逃走する。 何処かの倉庫に隠れていたがが発見される。時任は沙織をたてにされ抵抗できずにいたが久保田が現場に駆けつけて形勢逆転する。乱闘・銃撃戦になり久保田は関谷の部下を射殺する。関谷と久保田は時任を挟んで対峙するが警察のサイレンを聞き形勢不利と判断した関谷は『私は関谷純、憶えていてね』と残し逃走する。久保田は『必要ないっしょ』と言って止めをさすために追おうとするが時任に止められる。これらを見た沙織は時任が久保田に依存してるのではなく久保田が時任へ依存しているのだと悟る。その異常なまでのとき等への執着に恐怖を感じる。駆けつけた警察は葛西だったので沙織を保護し、久保田と時任を逃がす。 帰り道、時任の首筋に傷があるのを見た久保田は関谷の名前を憶えることにする。やっぱり仕返しするためだと思われる。 沙織がいた病室306号に真田が訪れ沙織が残したメモを見て久保田の携帯番号を知る。 |
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1997年1月末〜 | 数日後、沙織は立会いを葛西に頼み武井産婦人科にて藤沼の子を堕胎する。費用も借りたらしい。退院後久保田家へ挨拶にくる。久保田へ『もし次に好きな人が出来てもあなたのようにならないよう気をつける』と言って出て行き、久保田は『そうだね』と呟く。 街中を歩いてるときに久保田の携帯へ真田から電話がかかる。同じ演説が聞こえたため真田が近くにいると思い時任の手を引きながら歩く。道路の向かい側に真田を見つける。向かい合う二人。時任を見られる。手を引く仕草から大事な存在だとバレたと思われる。 |
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1997年 夏 | 久保田・時任が東湖畔へ行く途中で『あなたの幸せを祈らせてください』と声を掛けられる。『それギャグ?』と返した時任と久保田を通りかかった滝沢が『ナイスつっこみだなあ』と見ていた。 帰宅した久保田は盗聴器を発見する。1週間ほどヤクザさんに見張られてたらしい。どこの組織かは不明。『俺のせいで巻き込んじゃってる』と時任は気に病むが気にしてない久保田は『何を今更』と返し『・・・ごめんね?』とつぶやく。『乗りかかった船だから最後まで突き合せなさい』と久保田は話すが本心は時任の正体はどうでもよかった。WAを探るのは一緒にいるための理由に過ぎない、嘘への謝罪だった。 話し中に葛西から獣化した遺体が発見されたと電話が入る。葛西によると今度の遺体は古田弘、宗教法人・邂幸の牙の幹部らしい。二人は邂幸の牙を調べることにした。 |
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1997年 夏 遺体発見5日後 |
遺体発見より5日後、邂幸の牙の一般向け講習会に参加する。滝沢も参加しにきていた。時任を見て街でナイスつっこみをしてた少年だと気づく。講習の間に焚かれたお香に催眠剤の誘導体が混ざっていて時任は吐き気をもよおしてトイレへ行く。時任は薬品に敏感らしい。滝沢は二人に自分は新聞記者で潜入取材に来ていると話し協力を求める。 久保田・時任は講習会の後ジョナサンにて滝沢から邂幸の牙の詳しい話を聞く。滝沢は裏側を探り久保田たちは会員として内部を探り情報交換をしようと持ちかける。二人に声を掛けた理由に滝沢は久保田に対し『自分だけの神様を持っちゃってる奴』と話す。 |
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1997年 夏 遺体発見6日〜 |
久保田は葛西に滝沢の身元を確認してもらう。手を組むかどうかは保留した。 5日後に新規会員向けの集会があるので参加することを決める。宗教が気に食わない時任は『神様なんていないし、必要ない』と言い切る。『それはお前が強いからだ』と久保田は返す。時任は『じゃあ久保ちゃんの神様ってなんだよ』と問いかけるが久保田は『さあ・・・』とはぐらかす。 |
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1997年 夏 遺体発見約10日後 |
久保田・時任は集会に参加し、滝沢は業者を装い潜入する。二人は講習の最中に薬入りの水を飲まされそうになったので抜け出す。地下を探るうちに信者に対し大麻?を焚かれてる現場を目撃する。地下を探っていた滝沢と合流する。滝沢は幹部の鞄から麻薬を発見していた。久保田はこれはハシシで純モノなら特別なルートでしか入らないと話す。試そうとする物慣れた久保田に滝沢は何者かと疑問を抱く。 3人は教団関係者に見咎められ逃げようとするが捕まる。この時滝沢は何年ぶりかで姉と再会する。教団の代表者・三ツ橋佳代は滝沢の実姉だったのだ。3人は拘束され監禁される。滝沢は実母が教団へお布施するため闇金に手を出し自殺した、そのため教団を調べるようになったと打ち明ける。 佳代は教団はWAの関係者を捕まえるためのオトリだと話す。背後組織は明かされないまま。時任の右手を見た佳代はWAの関係者だと確信し情報を引き出すため自白剤を使おうとする。しかし注射器を見た時任は過去の記憶からか錯乱し暴れる。久保田が駆け寄るが時任は『もうやだっ!てアキラさん!』と叫ぶ。久保田は時任の耳を齧り正気に戻す。 時任に手錠を外してもらい久保田は応戦する。銃口を佳代に向けるが撃たない。滝沢は『撃つな』と叫び、佳代は『殺せばいいでしょ』と訴える。久保田は『人は***』と言って時任を連れて窓から飛び降りる。麻薬の証拠物件を持つ久保田は葛西に連絡し警察の出動を要請する。 二人に逃げられた佳代は教団のビル全体に火を放ち証拠隠滅をはかる。滝沢に『教団を潰したかったんでしょ、これで満足?それとも私を殺さないと気がすまない?』に言う。滝沢は『あんたを追い詰めたのは俺達かもしれない』『』『馬鹿はお互い様かもね』と別れる 後日、佳代は麻薬不法所持の現行犯で逮捕される。その報道を見ていた時任は『結局なにも分からなかったな』と久保田に話す。『うん、残念だったね』と返しながら、人は弱いから神様造り強いから神様にだって平気で嘘をつくのだと一人想う。 |
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1998年 冬 | 何者かに出雲会少年組の治が殺害される。その直前に久保田を見かけていた。 | |
1998年12月頃 | 邂幸の牙でWAに巻き込まれた滝沢はWAを追うためアサニチを辞めフリーになる。久保田と時任に新しい名刺を渡しこれから頼むと言う。 | |
1998年12月10日 | 久保田家の電話に『相談したい事がある、ミスタードーナツに来て』と女性からの留守録が入る。これを聞いた時任はバイトに行ってる久保田のかわりに時任が待ち合わせ場所に行く。彼女はアンナと言って久保田の最初の女だと言う。彼女は久保田に必ず連絡をくれるよう時任に頼む。複雑な時任は帰っても久保田に伝言を言えずにいた。 一方久保田は鵠のバイトで運び屋としてホテルi girl(アガール)の202号室に行くが受取を拒否される。ホテルの外で誰かが出てくるのを待つと男が出てくる。久保田はん荷物のことを聞くが『知らない』といって足早に立ち去る。実は受取人はこの男によって殺害されていた。 |
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1998年12月11日 | ニュースで横浜のホテルi girl(アガール)202号室で出雲の風俗店ブラックパピヨンに勤務していた酒井里佳子(20)が殺害されたと報道される。久保田は犯人らしき男と接触したため警察の捜査が入るかもと思い鵠に会いに行く。時任はアンナのことを話そうとするが急ぐ久保田は取り合わずに行ってしまう。 鵠に事情を説明した久保田は時任に『暫く帰ってこないで欲しい、葛西か鵠さんのとこへ泊まっててくれ』と電話し事情を説明せず一方的に電話を切る。怒った時任は携帯を投げつけて壊してしまう。葛西と連絡がとれなくなった時任は名刺を持ってた滝沢のところへ行く。 久保田は時任に電話をしたあと携帯を壊す。直後に南署の長谷部が来て任意同行される。久保田は状況からして犯人じゃないと立証されているが、叩けばホコリがでる逸材とされ長谷部から執拗な取調が続けられていた。嫌がらせを受けつつも久保田は黙秘を続ける。 |
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1998年12月12日 | 時任は久保田がいなくなったのはアンナのせいと思いアンナに会いに行く。しかしアンナも久保田の行方は知らないという。彼女は殺された里佳子のことを相談したくて久保田に会いたかったと話す。もう手遅れだったと寂しそうに笑う。 手がかりを失った時任は情報が無いかどうか鵠へ会いに行く。そこで久保田が警察にいることを知る。久保田は何も話してくれないと憤る時任に鵠は『虚構の中に生きていた久保田は何よりも自分を信じていない。本当のことなら時任が全部持っているんじゃないですか?』と話す。 |
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1998年12月13日 | 時任は久保田を取り戻すために犯人を捕まえようとする。滝沢に協力を仰ぎ事件を調べる。アンナにも心当たりがないかどうか尋ねる。彼女は事件現場に献花しに行ったとき里佳子の常連客を見たと話す。必死になる時任を見て『誠人は誰のものにもならない。勝手にひとりで生きてひとりで死ぬ人』と話す。時任は『当たり前じゃん、久保ちゃんのものは久保ちゃんだけのものだ、けど久保ちゃんのものは全部俺のものだ』と言い切る。アンナは『君じゃなきゃだめだったんだね。誠人を助けてあげてね』と頼む。 | |
1998年12月14日〜 | アンナは志村のことを思い出し時任に連絡先を教える。時任は滝沢と共に志村の自宅へ行くと新木と南署の刑事が志村を追ってる現場に出くわす。負傷している新木に代わり時任が志村を追い取り押さえる。志村は『絶対捕まらないと言ってたのに』と叫ぶ。新木は骨折していた。 犯人が逮捕されるが久保田は運び屋としての容疑があるためすぐには釈放されなかった。しかし上層部から釈放させるように長谷部は命令される。長谷部は久保田に『お前の背後にいるのは誰だ?』と尋ねる。久保田はそれで父が動いたと分かり酷く暗い目をする。『刑事さんは間違ってない。おかしいのは世の中のほうだ、俺みたいなのが生かされてる』と話し南署を後にする。 署の前で時任が久保田を待っていた。当然のように『帰るぞ』と言い鍋にしようと話す。そんな時任に久保田はもたれかかる。『なんだよ久保ちゃん寒いのか?』『うん、今気づいた』『久保ちゃん、おーもーいーっつーの』『うん』『・・・久保ちゃん、おかえり』久保田は時任の元に帰れたことを実感する。 |
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