○数年後パラレルの設定○
映画と小説の設定を土台にして私の妄想が炸裂した無駄に長い設定。
読んで「こりゃ駄目だ」と思ったら回れ右して下さいませ。
◆OZ事件後の影響◆
国でOZと切り離されたネット犯罪対策の専門機関が設けられる。目に見えないネットの世界をAIを利用して巡回・監視させ犯罪を未然に防ぐのが目的。特にサイバーテロが専門。
組織名は「あさがお」、通称MG(morning glory)機関。朝顔がデザインされたIDカードを使用。
ラブマ事件の中心にいた理一は事件のあらましを報告書にして提出した。それと同時にネット犯罪専門の独立機関を設ける必要があると提案書をまとめ上に訴え5年後くらいに実現する。
中心のコンピューターに侘助の開発したAIが使われた。混乱・吸収・成長のアルゴリズムだったラブマと、協調・吸収・打開のケンジと、理解・激励・調停のサカエの三つのAIで構成されている(エヴァっぽく3つの意識で協議して決定してればいい。超テキトーなんで深く考えないで下さい)。
健二さんは一部関係者の間で有名人なのでここの研究室に強引に就職させられる。突出した暗号解読の才能を囲い込むと同時に犯罪者に利用されないようにとの配慮でもある。実は誘拐に備えて侘助と健二は歯に発信機を付けられてる。

◆健二◆
共働きで夫婦仲のあまり良くない家庭で育つ。
父母は健二の高校卒業後離婚。父は普通の家庭を築いてくれる女性と再婚し母は仕事に生きることにした。母は外資系の金融業。親子共に数字好き。実は健二は母似。
高校卒業後は大学で数学の研究に励む。
夏希とは順調に愛を育み続け大学卒業後に結婚しようと約束していた。
大学卒業後は院に進まずMGに就職。春休み中に夏希と結婚した。二年後破局した。

◆佳主馬◆
少林寺拳法の成果で逞しく成長し身長180pの美丈夫に成長。色も地黒のまま。
高校までは名古屋の地元で出たが大学は東京へ行く。経済学部専攻(だって青年実業家だから!・笑)。健二夫婦の近くにマンションを買って(!)一人暮らししてた。
ずっと家族以外には自分がキングなことを秘密にしている。なので高校・大学も普通の学生を装って通っている。高校時代から何人か恋人は出来るがOZに仕事に修練にと忙しく、しかもキングなのは内緒なので理解されないため長続きしない。
キングカズマは不動のチャンピオンとして君臨し続けるが佳主馬が18歳のときに一般の大会からは引退する。引退理由は内緒。
OZ事件の功労と長年チャンピオンで居続けたことにより『キング』は佳主馬限定の称号になる。
ラブマ事件後キングカズマは英雄視されていた。いつか敗れて傷が付く前に引退し英雄のままでいてくれることはOZ的にも美味しい。引退後はOZと専属契約し広告塔となる。そしてOZ内に公認のOMC少林寺道場を開く。特別な大会の時はゲストとして呼ばれることもある。
ゲーム開発も続け佐久間と組むこともある。佐久間が在学中に会社を立ち上げる時にスポンサーになった。青年実業家の道まっしぐら。でも根っこは家族想いのスポーツマン。

◆夏希◆
大正時代並みの恋愛感を持ち親戚以外の男の人とは手も繋げなかったお嬢さんだったが健二とは順調にお付き合いを続ける。大学卒業する年に「僕は来年卒業するので、あと一年待ってもらえますか?」とプロポーズされ健二のフィアンセとなる。
大学卒業後は小学校の先生となり、健二が卒業した一年後に結婚する。
結婚してほどなく健二は研究所に泊り込むことが多くなり寂しい日々を過ごす。健二がいない日は実家に戻ることも多し。
長期の夏休み中は上田へ帰ることにした。そして帰ってきた侘助に惹かれる。
健二と別れ侘助のもとへ押し掛け女房になる。

◆侘助◆
事件後の後始末をするため米国に行ったり、国の要請でラブマシーンを基に改良したAIを作るなどして数年は多忙な日々を送る。落ち着いた後は実家に戻る。
改良したAIは国が買い取り結構なお金持ちになる(米よりは低いがそれなりのお値段)。売ったAIはMG機関で使われ相談役となる。重要人物としてひそかに警護(という名の監視)されている。
売ったお金で陣内家の門を修復したり周辺の山を買い敷地内に離れを作り住み込む。お互いちょっと距離を置いた方が良いだろうという判断。表向きは「ガキ共がいてうぜーから」と憎まれ口を叩く。離れは研究室も兼ねている。
暇つぶしとして地元の大学で客員教授としてたまに講義をする。
実家に戻ってからは栄婆ちゃんの菩提を弔いながら余生のような日々を過ごす。独身のまま。
押しかけ女房としてきた夏希から逃げてたが、最後にはその手を取る。

◆佐久間◆
理系の大学に進み在学中に佳主馬をスポンサーとしてネットコンテンツの会社を立ち上げる。
健二とイケテないコンビだったが大学デビューを果たしそれなりにモテてた。だが仕事のほうが楽しくなってしまい彼女に振られること数回。未だ独身。彼は30代後半で結婚すると思われる。それまでは仕事一筋。
佳主馬とはスポンサー兼共同開発者。二人で和風OMC道場を作ったり、戦国風ゲームコンテンツを作ったこともある。どれも話題になり将来有望。健二について相談しあう仲でもある。
理一さんが「あの時はお手柄だったよねぇ。もっと活躍したくない?」とかなんとか言ってMGに勧誘されるが怖いので止めた。でも健二に相談されることが多く関係者になりつつある。
健二と夏希の破局はなんとなく予想していた。健二が心配だったが自分も多忙だったので頻繁に世話しに行けなかった。キングが世話をしてくれて安心していたがその後の展開に驚愕。自分がもっと面倒を見るべきだった後悔する。でも落ち着いた顔になった健二を見たら「案外こっちのが向いてたかもなー」と肯定し応援することにした。

◆理一◆
MGの偉い人になっちゃった。侘助の警護担当でもある。陣内家はいつも誰かが遠くから警護されている。入口とかそういうとこに設置した監視カメラに侘助が悪戯して部下から苦情を受けては苦笑している。
健二が忙しくて家庭に帰れず破局した責任を感じている。自分も似たような経験有るので余計に。自分も恋人はいるが独身のまま。相手がキャリアウーマンで結婚したがらないせい。

(10.18修正)
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