5/24・25に一泊二日で白石・青根温泉・仙台と行ってきました。
温泉入って美味いもん食べて食べて飲んできました。ささやかながら復興のお手伝いです。といっても、誕生日に自分ご褒美として元々温泉一泊旅行へ行く予定でしたので、行き先を東北にしただけです。
さてさて以下はGHとは全然関係ない旅行れぽです。ご興味のある方のみどぞー。
5/24
・9時頃白石へ到着。白石城へ向かう。観光客が誰もいない・・・。平日とはいえ少なすぎないか?
・同敷地内に併設されてる資料館の小十郎ムービーを見る。ここも私一人の貸し切り状態。30分程の短い映画だがナレーションが渡辺謙に小十郎役が宍戸錠で非常に贅沢な作りでした。観る価値有り。
・お腹が空いたのでケンチンうーめんを食す。野菜たっぷりで味噌仕立てだけど柚子が効いてて臭くなく美味かった。製麺所直営なのでお土産含めてまとめ買いして自宅へ送る。
・武家屋敷へ行く。・・・うーむ、質素だの。
・散策してると至るところで蔵の壁が剥がれ落ちてたり、石垣が壊れてるのを見かけた。
・歩きながら造り酒屋に到着。震災時の話等々を聞きながら試飲する。震災によって蔵の壁がいくつか壊れたとか、地下水を電気ポンプで汲み上げるのに電気使えなくて困ったとか(地下水なので水道を引いてない)、他いろいろ。話してると店主がうちの大学の先輩だったと判明!より話がすすむ。試飲も進む。何杯飲んだかなー?まとめ買いして自宅へ送る。
・造り酒屋でのんびりし過ぎてバスの時間に乗り遅れた(泣)。
・レンタサイクル借りて初代片倉小十郎の墓へ行く。有名な一本杉が見てみたかった。自転車漕いで向かうけれど、道の悪さに苦戦した。震災のせいで道が悪くなってました。途中、マンホールが飛びあがってるのを二つほど見た。やっとこ付いたお寺でもいくつも石碑や灯篭が倒れていた。こりゃ修復大変だなと思って、心持ち多めにお賽銭箱に入れときました。名前を記帳するノートが置いてましたので見てみたら片倉さんがいた。ご先祖なのかな?
そしてお墓へ向かう。本当に墓標が無くて一本の立派な杉が立っていた。隣に奥さんの墓標がひっそりとあった。何だろう、上手く言えんが感動した。小十郎さんが木になって白石を見守ってるのかなと思えてじんわりきた。木を植えるっていいなぁ。オタク女子が萌えで墓標参拝するのって微妙だと思ってましたが(キャーキャー煩いから)、ここは見た方がいいかも。
余談ですが、昨年、祖母の納骨時にお墓のとこで従兄弟の子供がキャーキャー騒いでた。それを見た住職が「おやおや、お友達ができたかなー?」と何でもないことのように言ったんです。もちろん他に子供なんていませんよ!坊さんが言うと洒落になんないよ!騒ぐと刺激するらしいからお墓参りは静かにしましょうね。
・白石を堪能して青根温泉行きのバスに乗る。
・青根温泉不忘閣に泊まる。正宗様が泊まったことがある庵があることで有名。でもボロイのでお値段は安いんよ。大湯の湯船はムネさんが入った当時のまま残ってるそうな。良い雰囲気でした。蔵にある風呂も有名。でもその蔵の壁も震災で剥がれたそうな。修復が大変だ・・・。
・お客さん少ないので3つも貸し切り出来た。嬉しいが大変だの・・・。貸し切りをいいことに酒持ち込んで一杯やってました。駄目大人万歳!
・夕ご飯を食べながら仲居さんとお話しをする。震災時は七日間水も電気も駄目だったらしい。あと不忘庵は震災前は見学できたけど壁が壊れて今は外側しか見えないらしい。残念だ。
・食後は風呂入って酒のんでを2回ほど繰り返して就寝~
5/25
・朝ご飯食べてもっかい風呂入ってチェックアウトする。
・バス乗り場に送ってもらう時に震災時の話やその後の話をする。最近やっと予約が入るようになって良かったと言っていた。お客さんが皆「こんな時だから行くなら東北にしたの」と言うらしい。私もその一人です。どこ行っても「こんな時だから」が合言葉になってますね。しかもそれが切欠で見知らぬ者同士なのに連帯感が生まれて会話が弾む。こういう経験初めてです。911でニューヨーカーが優しくなったと聞いたがこんな感じなのだろうな。『他人事じゃない』と思うと少しだけ優しくなれるようです。
・バスで仙台到着。磁気カードじゃない清算久しぶりでもたついてしもた。
・まずは昼ごはん!牛タンユッケを食べに行く!
・地下鉄で移動。二駅なのに200円て高くないか?
・少し迷ったが無事到着。味噌焼き牛タンと牛タンユッケを食べる。味濃厚!旨し!本当はタタキも食べたかったが入らなかった。残念!
・青葉城へ行く。だが正面生垣が破損してて裏からしか回れないらしい。しかもバスが運休中。仕方なくタクシーで移動。運ちゃんと仙台市についてちょこちょこ話す。
・青葉城到着。なにぃっ!青葉城資料館が修復中だとぉぉ!
・昭和記念塔がボッキリ折れてるよ!でもムネ様像は無事でホッとした。
・頂上から眺める仙台市はとても奇麗でした。絶景!
・次どこ行こうかと迷ってたら姉から誕生日おめでとうの電話が来た。嬉しい。でも「○○おめでとう!」と余計な事まで言われたよ。ちっ。
・またタクシー使って瑞鳳殿へ行く。結構移動代がかさみます。もう支援のつもりで諦めました。運ちゃんから震災時の話が聞けて貴重だしね。二人目の運ちゃんからは生々しい話を聞きました。人間ちょっとの差が明暗を分けますね・・・。
・瑞鳳殿到着。昨日がムネ様の命日だったせいかいくつも花輪が飾られていた。しかも大きくて派手。すげぇ!ムネさん愛されてる!!
・二代目、三代目の霊廟は修復中で観れませんでした。残念!
・予定より早いが帰ることにする。タクシーで駅へ。三人目の運ちゃんとは最近の仙台市の話をしてました。やっぱ観光客が全然だそうです。
・駅でお土産買って新幹線の席をちぇーっく!そしたら格安チケットが販売されてた!仙台限定発売、やまびこ限定で東京まで¥5000なんて安すぎる!先に東京で往復買ってたので損した・・・(泣)。6/13までなので行く方はぜひ利用するといいですよ。
・列車の時間まで腹ごなししようと駅中の寿司通りへ行くが工事中で閉鎖されてた!マジかよ!再開は未定らしい。
・どうしようっかなーと思って隣のビルのパルコで寿司屋発見。迷わず入る。
・フカヒレ寿司あった!良かった!これが食べたかったのよぉおお!フカヒレは年内は加工済みの冷凍があって大丈夫だが来年は分からないそうだ。
・カウンターに座ったので板前さんとおしゃべり。3/30から店を再開したらしい。でもガスが通って無くて、本社に関東からガスボンベ送ってもらって米を炊いたらしい。電気だと火力が弱いそうだ。でもネタが届かなくて、巻物しか出来なかったらしい。それでも米が食べたかった人達で行列が出来たそうな。なるほどね・・・。
・お話ししてたらトロの刺身をオマケしてくれた。ラッキ!ご機嫌で食事を終了。
・5時発のはやてとこまちがあったので、何となくこまちを選んで仙台を発ちました。キモくてすいません。
・新幹線のなかナル麻衣に飢えて携帯でマイリンクから飛んでました。便利だねマイリンク。
温泉は人が少ないから文句なく大満足でした!秘湯好きさんにはお薦めですよ!!でもこういう時期なので不便は覚悟してましたが仙台の不便さは予想以上でした。
とても旅行は楽しかったけれど、やるせない気分にもたくさんなりました。私なんぞは募金と復興支援しか出来ないからね、余計にこーんなに楽しんでていいの?と思いつつ、それでも出来ることはこれだなと思ったり。変な矛盾を抱えたりした。開き直りましたがね。実際に行って見て聞いて感じないと経験できないことってたくさんあります。行って良かったと思いました。
さーて次は岩手か福島行こうかな!